ネガキャンに負けるな! HUAWEI!
普段の私はあまり、過激な人を寄せ付けるような記事は書かないようにしているのですが、今回だけはちょっと我慢ができないので書かせてください
私は日中関係について物申すつもりはありません。日本の安全保障について意見するつもりもありません。ただ、私はHUAWEIという会社にとてつもない魅力を感じているので、今の社会情勢が悲しいのです
今、HUAWEIというスマホメーカーを知らない人はほとんどいないでしょう。新聞やテレビ、ネットニュースなどで散々悪い意味で騒がれています。アメリカやオーストラリアに続き日本も、HUAWEIのスマホを排除する動きに出ています
しかし、HUAWEIのスマホが危険である証拠はありません。むしろFBIの報告書でHUAWEIのスマホからマルウェアは見つからなかったとの結論が出ています。iPhoneのロックを無理矢理解除することに成功した実績を持つFBIの結論です
日本では与党関係者から「分解したら余計なものが見つかった」なんて証言がありましたね。しかし、情報を盗みたいのならハードではなくソフトに細工をするはずです。「余計なもの」というのが具体的に何なのかは説明もされていません。私はここから悪意を感じるのですよ
例えば、実際に裁判沙汰になって問い詰められたら「日本では使えないデュアルSIMのことだよ。悪いものが見つかったなんて言ってないよ」とか言い逃れする、、、みたいな。ずる賢い官僚がネガキャンで使いそうな手口です
また、元人民解放軍のメンバーが創設した会社ということが前面に押し出されて報道されているのにも違和感があります。これは日本に置き換えて考えればよいでしょう
例えば、元自衛隊員だからといって必ずしも政府関係者と縁があったりしますか? むしろほとんどの場合ないでしょう。私の知り合いには元自衛隊員がたくさんいますが、そんな人は一人もいません。HUAWEIの創設者に関しても、昔人民解放軍から解雇されて職を失った人たちが作った会社というだけだそうです
このような状況だからこそ、私のようなHUAWEIファンは納得がいかないのです。もしHUAWEIの個人情報不正扱いが完全に立証されているのなら、諦めました。しかし、現状はアメリカのエゴで冤罪ふっかけられている感じしかしないのです
ここまで書いてきた内容については、HUAWEIアンチと言い合っても水掛け論にしかなりません。だから、ここから先はそんな無駄な話ではなく、私がHUAWEIに魅力を感じる理由を書きます。ハイスペックな商品を世に出してるから?いや、私がHUAWEIに感じる魅力はそんなもんじゃありません
私が初めてHUAWEIの名を知ったのは四年ほど前です。当時、彗星の如くスマホ業界に現れた格安キャリアが話題に上がっていました。FREETEL、UQモバイル、楽天モバイル、、、今ではもう潰れた業者もありますね。そんな中、楽天モバイルで取り扱いがあったのがHUAWEIのhonor6plusという機種です
iPhoneを意識しまくったネーミングはまさに中華といった感じです。しかし、機能は予想外にハイスペックで、中華らしいのか中華らしくないのか分からないという印象でした
何より驚いたのがダブルカメラです。今でこそ当たり前のダブルカメラスマホですが、当時そんな技術を持ったデジタルデバイスは他にありません。この機種が、まさに世界初のダブルカメラスマホだったのです
私はダブルカメラについて、はじめは短絡的な発想だと感じていました。カメラ一つだと画質不足だから、二つにしてしまおうと。そんな簡単な話じゃないと思いました。しかし、実物を手にとってみてびっくり。それまでのスマホとは違う、異次元のきめ細やかさをもつ写真が撮れたのです
私はこの、ダブルカメラという技術を思いつくHUAWEIの技術陣に感服しました。これまでの技術ではスマホカメラが一眼レフの描写力を上回ることは絶対に不可能だと言われていたのです
レンズとセンサーの距離を取れないこと。センサーの数に制約があること。スマホが持つ「薄さ」と一眼レフが持つ「描写力」を兼ね併せるカメラは、実現不可能だと思われていました
しかしHUAWEIは、二つのカメラユニットで撮影した画像をAIで一つに合成するという方法をとりました。これがダブルカメラです
HUAWEIのおかげで、カメラユニットを複数搭載するという、スマホカメラが一眼レフに勝つための方法が一つ見つかりました。もうカバンを圧迫する重いカメラは必要ないかもしれない。そう分かった時の私の感動、どれほど大きかったことか
もし私のようなダメ人間が開発部の部長をやっていてダブルカメラの開発前の企画書を見たとしたら、短絡的だとか不可能だとか言って通さなかったでしょう。しかしHUAWEIは違いました。この技術に未来があることを知っていました。そしてそれを完成させ、実際に美しい写真を撮れるようにしたのです
このように自由な発想が許される会社は成長するのです。こういった挑戦的な社内の空気はそう簡単に作り出せるものではありません
四年前に私が驚かされた時、HUAWEIはまだ安いスマホを作る中華メーカーの一つでしかありませんでした。しかし、それが今となってはスマホ出荷台数世界一のメーカーです。ダメ人間の私ですが、自分が見込んだ会社が成長してくれるのはとても嬉しいです
HUAWEIは今年、p20proというスマホを発表しました。これにはカメラが三つ搭載されていました。私はすぐに家電屋へ赴き、貸し台のカメラを開いてみました。同時に、口も開きっぱなしになりました。もう、なんと表現したらいいのでしょう。ピントの合っていない場所がないカメラ、と言いましょうか
普通、カメラで写真を撮るときはどこか一点にピントを合わせますよね?そうしたら他の場所は多少ボケますよね?そのボケる場所がないのです。全てのものの輪郭が、はっきりと明確に分かるのです
ボケている場所をあえて作りたいのなら、ワイドアパーチャという機能を使えば良いのです。これはhonor6plusにもついていました
やはり期待を裏切らないな、と嬉しく思いました。しかし、嫌な情報も入ってきます。アメリカを中心とした国々がHUAWEIを排除する動きに出始めたという話でした
表向きはHUAWEIの端末にマルウェアが入っているからという話でしたが、それを言うならもっと疑うべき業者がアメリカに他にたくさんあります。さらにHUAWEIの疑惑はFBIの報告書では否定されていました。中国に覇権を握られたくないという、アメリカ政府のエゴが丸出しです
私は「本当に良いものを提供する団体は権力に負けない」という、普段の私なら絶対口にしない綺麗事で心を落ち着かせました
そうして数日経っで目にしたのがあの「副社長逮捕」のニュースだったのです。カナダへの旅行なのに、アメリカの指示で逮捕なんで、さすがに強引すぎます。イラク制裁違反の容疑とのことですが、これは口実に過ぎないことは誰の目から見ても明らかでしょう。そしてこれを機に、アメリカは同盟各国へHUAWEIの排除を要請しました
私は別に、中国を応援しているわけではありません。中国に生まれていたら中国を応援したのかもしれませんが、中国で生活していない私に中国を応援するメリットはありません
しかし、HUAWEIという一企業は大いに応援します。私は良いスマホを使いたいだけなのです。これからHUAWEIが見せてくれる新技術が楽しみなだけなのです
ここで潰れたら、もうHUAWEIの自由な発想で開発を行う社風は戻ってきません。私は、スマホ業界屈指の開発力を持つ企業が、はっきりとした根拠のない情報と、それをエゴでばらまいたアメリカによって潰されようとしている状況に耐え難い悲しみを覚えているのです
さて、冒頭にも述べましたが、私がこのブログで議論が過激化しやすい時事ネタを扱うことは基本的にありません。今回は我慢できなかったため、例外です。記事の長さも、私のブログとしては例外的なものとなってしまいました。ここまで長々と呼んでくれた方には本当に感謝します
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