私の好きな俳句
私のブログを継続的に読んで頂いている方は、一体どれくらいいらっしゃるのでしょうか
私は昨年の今頃、自分が最も好きな短歌を紹介する記事を書きました。短歌といえば、それに対をなすコンテンツとして俳句がありますね。せっかくなので、今回は私が最も好きな俳句を紹介しようと思います
ゼリー明るく羊羹暗く盆の家
正木ゆう子さんの俳句です。読んだ瞬間に、頭の中にサーっと情景が浮かぶのです
日本家屋の木でてきた縁側に、ゼリーと羊羹が並んで木漏れ日を浴びている。それを寝転がって低い視線で見た時に、色彩の美しさや陰陽の対比に強く惹きつけられる
「盆の家」に一瞬生まれた安らぎの空間が、俳句というこの短い文のなかで見事に再現されています
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