森に隠された神社

昔、とても風変わりな神社に行ったことがあります。記憶では、小さな川を渡る石橋があり、その向こうに神社の存在を示す看板がありました。しかし、看板の先にあるのは急な山肌だけです。私は不思議に思いながらも、その急な山肌を登り、ひっそりとした神社にたどり着いたのでした。

数ヶ月前にこのことを思い出し、私はその神社を探し回りました。しかし、いくら探しても見つかりません。私は、夢の出来事だったのだと思うようになっていました。
先日、パソコンの中身を整理していたら、この写真が出てきました。間違いなく、これがあの神社の入り口です。看板のおかげで、名前を思い出せました。金毘羅神社です。マップで検索すると、私の近所には金毘羅神社という名前の神社が7件もありました。仕方ないのでそれっぽい立地の神社を総当たりしたところ、ここにたどり着きました。
いざ行くと例の看板は無くなっており、驚きました。しかしその写真は撮り忘れてしまいました。

前回と同じように山肌を登ります。
するとやはり、ありました。途中までは道かどうかも分からない山肌を登ってきたのに、ここで唐突に立派な石の階段が現れます。

ペンキ塗りたてなのでしょうか。以前来た時よりも鳥居の赤さが鮮やかになっています。
お堂は小さくて表の板が一枚外れており、お世辞にも立派なものとは言えません。しかし、石垣は高く隙間なく詰められたものでした。周囲の雑草はことごとく抜かれており、管理は怠ってない様子です。なぜ板を戻してあげないのか、、、
階段を上から見下ろしました。とても高いですね。正直、この神社については謎ばかりです。なぜこんな行きにくい立地にあるのか。なぜ扉を直さないのか。なぜ階段や石垣は立派なのに、途中の道は整備されていないのか。この目立たない神社を管理している人の目的は何なのか。

まぁ、私がこの神社について言えるのは、この閉鎖的な雰囲気が非常に私好みだということのみです。

2コメント

  • 1000 / 1000

  • アマノ

    2018.06.24 12:12

    まさに神秘なる秘境って感じですよね!
  • roSeo

    2018.06.24 08:25

    良い神社ですね。私もこの雰囲気好きです。